前回、プラグイン設定画面の画面構成及びレイアウトを考えてみるという記事で、wordpressプラグインのユーザーがどれくらいプラグイン開発者のサイトに訪れているのか調べ、それを上げる可能性について書きました。
全部で10個プラグインを開発していますが、前回の記事を書いた後にちょこちょこレイアウトを変更しました。
そして、その数字が上がったのか、変わらないのかを書こうと思ったのですが…。
その前に。一応、前回の数字のデータはこうでした。
2/20~3/20までの1ヶ月間で、6人の訪問者。
じゃあ今回はどうかな~と期待を膨らませ、この数字を思い出しました。
今回も同じように訪問率を出そうと、[ 訪問者数 ÷ 全ダウンロード数 × 100 ] としようとしました。
ここでひとつ疑問が。
前回は合っていると思い、この計算式で出した数字が約0.08%でしたが。 😕
全ダウンロード数 = プラグインを配布している全期間の全プラグインのダウンロード数。
今回の数字を出すためにこの数字を使うと、全期間だから前回の数字も含まれてしまうから正しい数字は出ないじゃないか。
えっ?比較できない? 😕
…
…
…
wordpress.orgで期間別にプラグインダウンロード数が見れればいいのに。
なので、比較は出来ない。という事にします。
参考にしようとしていた方がいたらごめんなさい 😉
(ほとんどいないと思いますが)
ただ、レイアウト変更後に2件、寄付代わりのプラグインの購入がありました。
とても嬉しかった。
同じように、
他のプラグイン開発者の方のモチベーションアップになるかもしれない、
とてもいい機能のプラグインを配布している開発者なのに、情報が伝わらない為にサイトに訪れる機会が少ない等、そういった所を少し上げる方法になるのではと思い、私の場合のプラグイン設定画面の画面構成を下に書きます。
是非、参考になれば。
実際のレイアウト変更後
前回の様々なプラグインの設定画面を参考に、私はこのように構成を変更しました。
まずは、プラグイン一覧の画面

サポートフォーラムへのリンクを追加しました。フックする方法はplugin_action_linksで調べてね。簡単です。
次に、プラグイン設定画面

全体はこんな感じです。分かりづらいですね。ひとつずつ細かく伝えていきます。
まずはプラグイン設定画面の上部。

プラグインの設定画面の上部のみ、このように寄付の検討をお願いします。と表記しました。
もちろん、基本は英語で。
英語が自信無い方へ。
大丈夫です。
私は英検4級を、約13年前に取ったっきりでそれ以来英語を勉強する機会はありませんでした。
この記事を読んでいるあなたよりも、私のほうが英語力は自信ありません。
なんとか、出来る限り伝わるように、返事を書いています。
そんな私でも、一応、今のところはなんとかなっています。
ただ、一人だけ途中で返事を放棄された外国人がいたり、なんだこの変な名前はと言われたり、あなた裏がありそうで怖いよーなんて言われたり 😳
次によこ。

私のアカウントはそうでしたが、paypalで寄付リンクを作成することが出来ませんでした。
色々ネットで調べてみても、日本の法律で寄付はダメらしい。個人間送金はダメらしい。
みたいな記事がいくつかあったので、私の場合は寄付の代わりとして、満足できたらこのプラグイン買ってね。と表記しています。
ただ、寄付代わりにプラグインを購入した後にも、寄付のリンクが出続けるのは嫌だろうなぁ~と思い、寄付のメッセージを削除するための削除キーとするものを入力すると、寄付の案内が一切表示されない仕様にしています。(バグがあったりするかもしれないので、まだ途中)
次にその下。

実際に動作確認をしたwordpressのバージョンを表記したり(安心すると思い)、開発者についての情報を色々と表記しました。
特に感じた事は、自分で実際に使っていて、バグが見つかる事はありますが、バグの報告や質問をしてくる方が非常に少ない。これを何とかしたいと思い、とにかくwordpress.orgのサポートフォーラムへ質問してね。的な表記をしています。
ただ、wordpress.orgのアカウントを持っていない方もいるはずなので、私へのお問い合わせへのリンクを付ける予定です。
さらに下。

他のプラグインも使ってみてよ。と案内しています。自分が行おうとしているカスタマイズが既にプラグインとして配布されているなら、まずはインストールして使ってみる方のほうが多いと思います。
私のプラグインのほとんどが管理画面カスタマイズ系なので、ほとんどプラグインユーザーの属性は運よく一致するので、案内はし易いと思っています。
最後に、フッター。

これ、意味あるの?と思われる方もいるかもしれません。
後で実際の数字をお見せしますが、少し効果はありました。
ただ、プラグインの設定画面のフッターだけ、このようにしています。
管理画面全てをこのようにはしていません。
(ただ、フックするタイミングを間違えて公開して、全管理画面のフッターがこのようになる事はありました 😳
プラグインの設定画面の構成は以上のようにしました。
レイアウト変更後の数字
レイアウト変更を、3月の後半ぐらいに行いました。
レイアウトを変更した後は、googleのURL生成ツールのカスタムキャンペーンを使用して、どのリンクをクリックしたのかを計測できるようにしました。
以下のアクセス解析の画面は3/27~4/8の約2週間の数字です。

この中に、参照元が[use_plugin]となっている項目が、プラグイン設定画面からのアクセスです。
その中の数字だけを表示させると、

このようになっています。見づらい方は画像をクリックして拡大してください。
- donate : 寄付お願いします。のリンク
- side : 開発者のサイトはこちら。のリンク
- footer : 設定画面フッターのリンク
- translation : 翻訳お願いします。のリンク
- list : プラグイン一覧画面からのリンク
これが詳細です。以外にフッターからのリンクが多いなぁと感じました。
全合計は63アクセス。この数字を前回と比較したかったのです。
前回はこの数字が無いので、今後この数字を比較していって、プラグイン開発に役立てていこうと思います。
ちなみに。

こういう風に見ることもできます。”広告のコンテンツ”という項目名は気にしないでください。
広告のコンテンツという部分に、プラグイン名を省略したものを指定して、どのプラグインのどのリンクをクリックしたのかが分かるようにしています。
2番目の「Screen Options and Help Show Customize」というプラグインの翻訳についてのクリックが多い事には驚きました。
3番目はリンクの設置間違いでこうなってしまいました。 😥
やはり、プラグイン一覧に設置しているリンクは、かなりクリック数が少ない事が分かります。
プラグイン設定画面からサイトへの訪問を促したい方へ
まずは、プラグイン設定画面からのリンクを計測することをおすすめします。
こちらからできます。Google Analytics専用だと思います。
私の場合だと、このようになります。
https://gqevu6bsiz.chicappa.jp/?utm_source=use_plugin&utm_medium=side&utm_content=plvc&utm_campaign=1_1
- utm_source = プラグイン設定画面からのリンク識別
- utm_medium = どのリンクをクリックしたか
- utm_content = プラグイン名
- utm_campaign = プラグインの使用バージョン
使用バージョンは特に必要ないかなとは思いましたが、一応念の為としてつけています。
後々必要になってくるかもしれないし。
どうぞ、プラグイン設定画面を参考にしてみたい方は参考にしてください。
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